U-NEXTは国内の動画配信サービスのなかでも最大規模の配信作品数が特徴で多くのユーザーに支持されています。ネットによる配信サービスなのでタブレットやスマホなどで視聴する方が多いですが、自宅で映画やドラマをゆっくり見るならやはり大きな画面で落ち着いて見たいですよね?
テレビのような大きな画面で視聴すれば、大画面ならではの臨場感と迫力に加え、ハイクオリティな画質で細部までキレイに見えて目も疲れにくいので良いことづくめです。
U-NEXTをテレビで視聴する方法は
1 スマートテレビを使う
2 ブルーレイレコーダーを使う
3 PS4かPS5を使う
4 セットトップボックス(ストリーミングデバイス)を利用する
以上の4つの方法があるのでそれぞれ紹介していきたいと思います。
確認の優先順位の高い順番に紹介していくのでどれかひとつでも当てはまる方法があれば、他の方法を用意する必要はまったくないので順番に確認してみてください。
U-NEXTをテレビで視聴するための3つの最低条件
U-NEXTをテレビで視聴するための方法を紹介する前に抑えておきたい最低条件を紹介します。これがないとどう頑張ってもテレビでU-NEXTを視聴するのは難しいというものもあるので、まずは条件をクリアしているか確認してください。
重要度が高い順番に並べてみました。
1 ネット環境がある
2 テレビがHDMI端子に対応している
3 一定以上の回線速度が確保できている
ネット環境は最重要項目
まず最初にネット環境がないのは致命的と言っても過言ではないです。U-NEXTはネットで配信されている動画配信サービスなのでネット環境がないとそもそも視聴することができません。
今時ネット環境がない家庭なんてあるのかよ?と思う方もいるかと思いますが、なかにはスマホしか使わないという家庭で自宅でもWi-Fiは使わず4G・5G接続しかしていないという方は自宅に回線をつないでいない場合があるので、そういった方は本当に申し訳ありません。
この後で紹介するテレビで視聴するための方法のすべてでネットへの接続が必要になるのでネット環境がないという方はまずは回線の契約から始めるか、最低でもポケットWi-Fiの契約をしなければなりません。
テレビはHDMI端子に対応しているか
テレビでU-NEXTをするための方法のほとんどで外部の機器とテレビを接続するのですが、その接続に必要になるのがHDMI端子です。
基本的に現在販売されているテレビはほぼ全てHDMI端子に対応しているので、ほとんどの方は大丈夫だと思います。
しかしあまりにも年季の入ったテレビの場合HDMI端子がまだ実装されていない可能性があります。実際筆者の自宅にあったテレビ(2000年モデル)にはHDMI端子が存在していませんでした(笑)
2006年以降に販売されたモデルであればほぼ全てのモデルがHDMI端子に対応しているので、自宅のテレビを確認してみてください。HDMI端子はテレビの裏側か側面についてることが多いです。
快適な回線速度は3Mbps~15Mbps以上
高画質の動画をスムーズに見るためには、安定した回線速度が必要になります。
回線速度が遅いと動画のダウンロードに時間がかかるのでちょっとしたストレスになります。U-NEXTの公式サイトでは動画を快適に視聴するためにはダウンロード速度が3Mbpd以上、4K画質なら15Mbps以上の回線速度が推奨されています。
回線速度に不安がある方は「ひかり回線」に切り替えるなどして安定した通信環境を整えておきましょう。
2023年2月1からは5,000円~35,000円のキャッシュバックキャンペーンも開催しているので回線速度にお悩みの方はこの機会に検討してみるのはいかがでしょうか?
シンプルに安い速いGMOとくとくBB光!高性能なWi-Fiルーターレンタル無料!
使用しているテレビはスマートテレビか?

最初に自宅で利用しているテレビがスマートテレビなのかどうか確認してください。スマートテレビとは簡単に言うと「インターネットにつながるテレビ」のことで、このテレビがあればそのままU-NEXTをテレビでも視聴できます。
スマートテレビのなかには初めからU-NEXTに対応した機種があるので、そちらの機種ならネットにつなぐだけで簡単にU-NEXTを楽しむことができます。対応機種は以下の通りです。
・ソニー [ブラビア]
・TOSHIBA [REGZA]
・シャープ[アクオス/アイシーシーピュリオス]
・Panasonic [VIERA]
・LG Electronics [LG Smart TV]
・HITACHI [WOOO]
・船井電機 [FUNAI]
・ハイセンスジャパン[Hisense]
・PIXELA 4K Smart TV
・TCL
以上の機種がU-NEXTに対応しているので、スマートテレビならかなり多くの種類で対応していますね。詳しい型番が気になる方はこちらの公式サイトで確認できるのでチェックしてみてください。
U-NEXTを視聴するためだけにテレビを買い替えるというともったいない気もしますが、元々入れ替えを検討していたという方はこの機会に対応スマートテレビはいかがでしょうか?
ブルーレイレコーダーからでも見ることができる

自宅のテレビがスマートテレビでなくてもブルーレイレコーダーがあればU-NEXTを視聴できるかもしれません。
ブルーレイレコーダーも多くの機種でU-NEXTに対応しているものがあるので、今自宅にあるブルーレイレコーダーがU-NEXTに対応しているか確認してみてください。対応機種は以下の通りです。
・ソニー [ブルーレイディスクプレイヤー]
・ソニー [ホームシアターシステム]
・ソニー [コンポーネントオーディオ]
・シャープ [AN-NP40]
・PIXELA Smart Box
・PIXELA 4K Smart Tuner
・TOSHIBA [REGZA ハードディスクレコーダ―]
・Panasonic [ディーガ ブルーレイディスクレコーダー]
自宅に上記の対応機種があればラッキー。そのままU-NEXTを楽しめますが、対応機種を持っていなくてもまだ他にも方法はいっぱいあるのであきらめなくても大丈夫ですよ。
PS4・PS5でも視聴できる

ソニーから販売されている定番のゲーム機「PlayStation」の4と5もU-NEXTに対応しているので、こちらのゲーム機を所有していれば簡単にアプリからU-NEXTを視聴できます。
一番お手頃な方法はセットトップボックス(ストリーミングデバイス)を用意する
新しいテレビやゲーム機を用意するのは結構ハードルが高いので上記の手段が利用できない方はセットトップボックス(ストリーミングデバイス)を用意するのが一番お財布にも優しいです。
セットトップボックスはテレビやモニターのHDMI端子に挿入してWi-Fiやルーターに接続するだけでU-NEXTを始めとする動画配信サービスを視聴したりスマホやタブレットの画面をテレビに表示させることができます。
セットトップボックスにはいくつか種類があり、それぞれ特徴があるので自分に合ったものを選びましょう。
設定が簡単でお手頃価格「Amazon Fire TV Stick」

Fire TV Stick(第3世代) | Fire TV Stick 4K Max | |
---|---|---|
価格(税込) | 4,980円 | 6,980円 |
付属リモコン | 第3世代 | 第3世代 |
最大画質 | フルHD(1080p) | Ultra HD(4K) |
Wi-Fi 6対応 | × | ○ |
プロセッサ | クアッドコア 1.7GHz | クアッドコア 1.8GHz |
メモリ | 1GB | 2GB |
ストレージ | 8GB | 8GB |
名前の通りAmazonから販売されているStick状のデバイスでテレビに接続するだけで簡単に動画を楽しむことができます。Amazonのアカウントに接続して使用するのでAmazonのアプリストアにあるアプリが色々使用できるので、動画配信サービスだけでなく、料理やヘルス・フィットネスなど幅広いジャンルに対応しています。
見たい番組やサービスに対応しているか不安な方は先にAmazonのアプリストアをチェックしてアプリがあるか確認しても良いでしょう。
小型なので邪魔にもならないし、なにより価格も4,980~6,980円とお手頃で「設定しやすい・安い」ということでセットトップボックスを選ぶなら一番最初におすすめできる製品です。
Fire TV Stickで動画を視聴するためには…
・テレビやモニターのHDMI端子にFire TV Stickを挿す
・電源に接続する
・Wi-Fiの設定をする
・アプリから動画を再生する
作業自体は非常に簡単なので誰でもラクに設定できますが、もう少し詳しい設定方法や注意点が知りたいという方は、こちらの記事にまとめていますので合わせてお読みください。
・【簡単】Amazon Fire TV Stickの選び方と設定方法は?
Androidスマホならコチラもおすすめ「Chromecast」

Chromecast with Google TV HD (2K モデル) | Chromecast with Google TV (4K モデル) | |
---|---|---|
品番 | GA03131-JP | GA01919-JP |
発売日 | 2022年9月22日 | 2020年11月25日 |
発売価格(税込) | 4,980円 | 7,600円 |
本体サイズ | 162×61×12.5mm | 162×61×12.5mm |
重量 | 55g | 55g |
カラー | スノウ(白) | スノウ(白) サンライズ(赤) スカイ(青) |
有線LAN | 無し | 無し |
音声リモコン | 有り | 有り |
解像度 | フルHD(1080p) 1,920×1,080 | 4K(2,160p) 3,840×2,160 |
FPS | 60fps | 60fps |
HDR | HDR10、HDR10+、HLG1 | HDR10、HDR10+、HLG2、Dollby Vision |
オーディオ | Dolby Digital、Dolby Digital Plus Dolby Atomos(HDMIパススルー) | Dolby Digital、Dolby Digital Plus Dolby Atomos(HDMIパススルー) |
CPU | Amlogic S805X2 | Amlogic S905X3 |
RAM | 1.5GB | 2GB |
ストレージ | 8GB | 8GB |
Wi-Fi | 802.11ac (2.4GHz/5GHz) | 802.11ac (2.4GHz/5GHz) |
Googleから販売されているデバイスでFire TV Stickと同様に様々な動画配信サービスに対応していますが、大きな違いはスマホやタブレットとの連携機能です。単体でも動作するFire TV Stickに対してキャスト機能が前提のChromecastはそもそもスマホやタブレットがなければ使用することができません。
一見デメリットにも見えますが、同じGoogleのブラウザであるGoogle Chromeとの相性が良く、スマホやPCで開いているGoogle Chromeブラウザの画面をキャストすることでテレビに表示させることもできます。
最新のモデルには全てリモコンが付属していますがGoogle Homeを利用してスマホをリモコンの代わりとして使用することもできます。
Chromecastで動画を視聴するためには…
・テレビやモニターのHDMI端子にChromecastを挿す
・電源に接続する
・Wi-Fiに接続する
・Google Homeをダウンロードする
・Google HomeとChromecastをリンクさせる
・動画アプリを開いてキャストアイコンをタップする or Google Chromeのメニューから「キャスト」をクリックする
設定は若干面倒ですがスマホやPCからのキャスト機能やミラーリング機能を重視したいという方はChromecastがおすすめです。価格もFire TV Stickとほぼ同じような価格帯なので好みに合わせて選んでも大丈夫です。
Chrome castの初期設定の方法をまとめているのでこちらも合わせてお読みください。
・Chromecast(クロームキャスト)初期設定の方法を簡単解説
Appleユーザーならおすすめ「Apple TV」

Apple TV 4K(第3世代)(64GB) | Apple TV 4K(第3世代)(128GB) | |
---|---|---|
発売日 | 2022年11月4日 | 2022年11月4日 |
モデル番号 | A2737 | A2843 |
製品番号 | MN873J/A | MN893J/A |
発売価格 | 19,800円 | 23,800円 |
本体サイズ | 31×93×93 mm | 31×93×93 mm |
重量 | 208 g | 214 g |
CPU | A15 Bionicチップ | A15 Bionicチップ |
リモコン | Siri Remote(第3世代) ※USB Type-C | Siri Remote(第3世代) ※USB Type-C |
オーディオ | Dolby Digital Dolby Digital Plus Dolby Atmos 360度シネマサウンド | Dolby Digital Dolby Digital Plus Dolby Atmos 360度シネマサウンド |
解像度 | 4K SDR 60fps 4K HDR 60fps | 4K SDR 60fps 4K HDR 60fps |
HDR | Dolby Vison HDR10+ HDR10 HLG | Dolby Vison HDR10+ HDR10 HLG |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 2×2 MIMO対応 | Wi-Fi 6 2×2 MIMO対応 |
ストレージ | 64GB | 128GB |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
入出力端子 | HDMI 2.1(eARC) | HDMI 2.1(eARC) ギガビットEthernet |
AppleユーザーならApple TVもおすすめです。他の2デバイスと比較しても圧倒的高性能なので、iPhoneやiPad、MacなどのApple製品を愛用していて、さらにハイスペックなデバイスを使いたいという方にはぴったりです。
その代わり価格が他の2デバイスより一回り高くなってしまうので、なかなか手が出づらいかなぁとも思いますが、性能に対してのコストパフォーマンスが高いのでこれだけの性能があって…と考えるなら、かなりお買い得です。動画視聴だけでなくゲームもサクサク動くのは嬉しいポイントですね。
Apple TVで動画を視聴するためには…
・HDMIケーブルを用意して本体とテレビやモニターにあるHDMI端子に挿す
・電源に接続する
・Apple TVの設定をしてWi-Fiに接続する
・アプリやiTunesなどから動画を再生する
Apple TVには購入時の付属品にHDMIケーブルが含まれていないので別途用意する必要があります。Apple TVの初期設定に必要なものや、詳しい設定の工程を知りたい方はこちらの記事でまとめているので合わせてお読みください。
・iPad やiPhoneをApple TVで視聴するには?設定方法や必要な機器を紹介
あえてU-NEXT TVを購入する必要はない

価格 | 10,780円 |
メモリ | 2GB / 8GB ROM |
インターフェイス | USB3.0,USB2.0,HDMI2.0,RJ45,リセットボタン |
リモートコントロール | Bluetooth |
音声リモートコントロール | あり |
OS | Android7.0 |
プロセッサ | クアッドコア1.6GHz |
解像度 | 4K,1080p,1080i,720p |
HDR | HDR(HDR10) |
オーディオ | Dolby Digital Plus / Atmos |
U-NEXT TVはU-NEXT専用のデバイスです。価格は1万円とセットトップボックスのなかでも割高な部類でありながら視聴できる動画配信サービスはU-NEXTのみというコスパの悪さ…。YouTubeなどは利用できるようですが、それなら他のデバイスも対応しているのでメリットというには弱すぎるかなという印象。
さらに購入方法は電話受付のみというアクセスの心理的ハードルもマイナスポイントです。購入のためにわざわざ会員登録してさらに電話までしなくてはいけないというのは少々面倒です。
拡張性が少なく、価格も割高ということで他のデバイスに一歩も二歩も遅れをとっている現状では、あえてU-NEXT TVを選ぶ必要はないですね。
まとめ
今回はU-NEXTをテレビで視聴するための4つの方法を紹介していきました。
・ネット環境がある
・HDMI端子に対応したテレビ・モニターがある
・推奨された回線速度を確保している
これらの最低限の条件を満たしていないと、そもそも接続・設定ができないことがあるので条件に足りない方はまずはこちらの問題解決を優先した方がいいでしょう。
そのうえで余計な出費を抑えるために、ご自分がすでに持っているデバイスで対応できないか確認しましょう。
そしてスマートテレビもブルーレイもPS4・PS5も持っていないということであればセットトップボックス(ストリーミングデバイス)のなかから相性の良いものを選んで購入すると良いでしょう。
テレビの大画面で動画を視聴できるようになれば迫力や臨場感をより味わえるようになりますし、目の疲れも軽減されるので、ぜひ自宅では大画面での動画視聴を楽しんでください。